おぼろ吉田翠5月29日読了時間: 1分おぼろ燦然と輝く夜を統べる者達の宴星がひとつ流れたすぐ後に朧になった月灯り涙を見せたくない人がいるそう囁いて星は流れたのか夜空を眺めていた紅の濃い女がひとりふっと吐息を漏らし出窓の張り出しに隠しようのない筋張った手で頬杖をついた