寂寥の月吉田翠1月23日読了時間: 1分寂寥の月星々がわずかに霞む夜黙々と火を起こす迷い人に月は鈍く冷たい灯りを下す孤独な人物言わず統べる者の眼下風に飛ばされ目のふちに落ちたひとひらの雪が溶けて頬を伝った