寂寥の月吉田翠1月23日読了時間: 1分寂寥の月星々がわずかに霞む夜黙々と火を起こす迷い人に月は鈍く冷たい灯りを下す孤独な人物言わず統べる者の眼下風に飛ばされ目のふちに落ちたひとひらの雪が溶けて頬を伝った
離る離る 今が盛りのひと枝よ 薄い花弁が茜に染まる 黄昏に あとの息吹を守らんと そのひとひらがただ離れ 落つ 散ってこそが花 なりと * この詩はこちらの企画の参加作品です。 一枚の葉に収まるような短めの詩を募集されています。 葉篇詩・マガジン...