濡れそぼる慕情吉田翠6月28日読了時間: 1分濡れそぼる慕情仕立ておろしの藍浴衣を肩に掛けてまだ付いてもいない匂いを確かめる軒を打つ雨音濡れそぼりなお色を増す紫陽花にため息ひとつ小娘でもあるまいにと強く引いた紅を拭い立ち上がり繰り返す日々に従い何を待つでもなく米を研いだ